Vol.5 ロールモデルは探さない、創ればいい!

こんにちは、鈴木あきこです。

今回は、ロールモデルについて考えてみたいと思います。

ロールモデルとは、簡単に言うと「お手本となる人」のこと。先輩や上司など、「この人みたいになりたい」、「こんなキャリアを築きたい」と思い、目標とする人のことです。

企業の採用サイトでも、たくさんの先輩社員が写真付きで紹介されていることが多いですよね。企業としては、サイトを見た学生さんが「この人みたいになりたいな」と思える人を見つけた上で入社してくれれば、企業の雰囲気にマッチしやすく、望むような成長をし、活躍してくれる可能性が高いだろうと期待しています。応募する学生さんも、自分が入社後に目指す姿として、具体的な例があれば将来を考えやすいですよね。

このように、学生さんと企業とのマッチングにも一役買っているロールモデル。一歩進んで、ロールモデルを通じて、自分のキャリアについて考えてみましょう。

 


ロールモデルはいますか?


今、あなたにロールモデルはいますか?いるのであれば、どんな人ですか?

ご両親や親戚、大学の先輩など、身近な大人である場合が多いのではないかと予想します。

いないのであれば、それはなぜですか?周りに「この人みたいになりたい」と思える人がいないから?そもそも、あまり大人と接する機会がないという人もいるかもしれませんね。「お手本なんていらない、自分は自分のやり方でやる」、そう思っている人もいるかもしれません。それでも大丈夫です。

私は、ロールモデルはいてもいなくてもいいけど、いた方が心強いと思っています。「この人の一から十まで真似したい」と思えなくてもいいと思っています。そして、自分の状況に応じて、変わってもいいと思っています。

 


鈴木のロールモデルをご紹介


私の母は専業主婦で、私は仕事を持っています。仕事面では共通項は少ないですが、彼女は私のロールモデルのひとりです。母は父の実家と仲が良く、私は結婚後、母をお手本に夫の家族との関係を築いています。とは言え、母をロールモデルとして見るようになったのは、結婚を考え始めてからでした。それまでは、大好きな母ではありますが、お手本とはちょっと違うかな…と思っていました。

私には、大学時代の親友がふたりいます。彼女たちはどちらも結婚して子供がいて、ひとりは新卒で入社した企業で今も働いています。近くに実家や親戚がいない中で育児しながら働くのは大変そうですが、いろいろなサービスを駆使しているようです。もうひとりは旦那さんの転勤に伴って新卒で入社した企業を退職しましたが、新しく仕事を見つけ、育児をしながら働いています。ふたりとも、自分・家族・日々の暮らし・将来のことを真剣に考え、育児の仕方や仕事を柔軟に変化させながら、日常の荒波を越えていて、とても頼もしく思います。私はまだ子供はいませんが、出産や育児がきっかけで今の仕事が続けられなかったり、夫婦でできる育児の範囲に限りがあったりしても、ふたりの親友がやっているように、やりようはいくらでもある!と楽観的な気持ちを持てています。

直接の知り合いではなくとも、様々なビジネスパーソン、経営者の方の人生を、書籍やインタビュー記事で知ることができます。最近読んだ本では、ライフネット生命株式会社の会長兼CEO出口治明さんの「大局観」(日経ビジネス人文庫)。歴史や世界各国を広く見て物事を考える癖や、リーダーのあり方、60歳を超えてから起業するというチャレンジングな生き方など、すごいなと思うことが多々ありました。歳をとったらできることが少なくなるような気がしていましたが、必ずしもそんなことはないのだと思い、出口さんは現在69歳の男性ですが、私のロールモデルです。

出口治明氏著『大局観』。手軽に読める文庫版です。

 


ロールモデルは創るもの


私のロールモデルの一部を紹介しましたが、このように、私にとってのロールモデルは将来を見通すための指針のようなものです。もし、これらがなく、ゼロから自分の将来を考えようとしたら、どうしていいかわからず途方にくれるでしょう。

一方で、その人の人生を100%真似したいと思う人は、私にはいません。ひと昔前であれば、「女性は入社して数年で結婚、出産に伴って退職するか、復帰してバリキャリ」のようなステレオタイプがあり、それを全うしている先輩をロールモデルとしていたのかもしれません。しかし、今はもう時代が違うことは、あなたの方がよくわかっていますよね?なので、私はいろいろな人のいいなと思う部分をツギハギして、私なりのロールモデルを創っていますし、それは常時変化し続けています。

就職活動が終わり、社会人になったら、仕事への取り組み方、転勤や異動、転職を考えることもあるかもしれません。結婚や出産、育児をするかしないかを選ぶタイミングが来るかもしれません。そんな時に、「こんな風にしてみよう」というヒントをくれる存在がロールモデルなのかもしれません。

就職活動に迷っている人も、終わってほっと一息ついている人も、自分だけのロールモデルを創ってみてはいかがでしょうか。