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Vol.3 備えあれば憂いなし!研究内容のPR


これからの面接に万全の状態で臨むために


こんにちは、鈴木あきこです。

今回は、面接で研究について話すための準備についてお話します。うまくいった面接も失敗した面接もどちらも経験して、どうしたらいいか分からなくなっている人も出てくる時期ですよね。

あるいは、最終面接に向けて、今までの面接を振り返っている方もいるでしょう。

「今更?」と思わず、「今だから」もう一度落ち着いて考えて、万全の状態で面接に臨めるようにしましょう!


研究内容のPRでやってはいけないこと


まず、面接で研究内容をPRする際に、やってはいけないことがひとつだけあります。それは、「ゼミや学会の発表をそのまま転用すること」です。なぜなら、面接であなたの話を聞く人は、あなたの研究のことを知らないからです。

ゼミや学会では、似たような研究をしている人、近しい分野の研修者に対して発表しますよね。自分の研究内容とも関連することもあるので、研究の背景や前提条件を知っていることが多く、また、興味も持ってくれています。基本的に、話せばわかる人なのです。

一方、面接の場合、多くの人はあなたの研究に関連する知識がありません。面接官は文系の人のこともあります。理系の人だとしても、最近の研究現場から離れている人もいます。エントリーシートや履歴書で事前に概要を伝えているとは言え、どの程度読み込み、理解した上で面接に臨んでいるかはわかりません。相手は何も知らない人、興味もない人だという前提で、そんな人にも伝わるように準備した方が安全でしょう。


誰にでもわかるように「翻訳」をしよう


では、どうしたらいいのか?分野外の人が聞いてわかるようにすればいいのです。手っ取り早いのは、違う学部のサークルの友人、バイト先の同僚、家族や親戚など、あなたの研究分野を詳しく知らない人に話を聞いてもらうこと。直接話をする機会を作りにくいなら、文章でもいいでしょう。大切なのは、「分野外の人が知らないこと」、「イメージしやすい説明の仕方」を知ることです。

もし、手元に学会の発表原稿があれば、まずはそれをそのまま聞いてもらいます。そして、意味がわからない言葉、イメージしにくかったところをどんどん出してもらいます。また、発表全体を聞いた後に、「あなたが何を明らかにしたくて、何をしていて、どんな結果が得られたのか」を説明し直してもらいます(この時に、「こんなこともわからないのか」とバカにするような態度はNG!)。発表の論旨を理解してもらうにあたり、妨げとなっている言葉や説明の仕方を改善して聞いてもらう、というプロセスを何度か繰り返せば、分野外の人にもわかりやすい説明が組みあがるはずです。そのまま転用するのは厳禁の学会発表原稿ですが、こうして分野外の人向けに「翻訳」すれば、面接でも十分使えるものになります。


一問一答で整理整頓


この原稿を丸暗記すれば安心!と思った人はちょっと待ってください。まだもうひとつやって欲しいことがあります。それは、キーワード・キーセンテンスを抜き出すこと。

面接で、研究について数分の時間をとって詳細に説明させてもらえることは、まずないでしょう。説明の途中に、面接官に興味なさそうな顔をされたり、「手短に…」などと言われたりしたらどうしますか?面接官の興味や知識がどうであれ、持ち時間が30秒でも15分でも、その会社に興味があるのなら、きちんと伝えたいことを伝えなくてはいけないのが面接です。そこで、これだけは言いたい、キーワードとキーセンテンスを抜き出し、整理整頓しておくのです。

オススメなのは、自分で一問一答形式を想定してみること。「研究テーマは何ですか?」-「○○です」、「明らかにしたいことは何ですか?」-「××です」というように、実験の材料や手法、現在までの結果、卒業までに出したい結果、苦労や頑張ったことなど、なるべく端的に、一言で答えられるようにします。面接ではどのような聞き方をされるかわかりません。しかし、このように整理しておけば、「研究テーマは○○で、××を明らかにすることが目的です。そのためにこんな手法で実験を進めていて…」など、その場その場に応じた受け答えができるはずです。

志望先が研究職であろうとなかろうと、研究内容はあなたが学生時代に取り組んだ、大切な成果のひとつ。内容や結果を伝えることはもちろん大切ですが、「相手にわかりやすく説明ができること」も大きなアピールポイントになります。自信をもって、丁寧に伝えられるよう、準備してみてくださいね!