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インターンシップに参加していないと不利?選考の裏側を考える

就活の裏

こんにちは、鈴木あきこです。

就職活動を間近に控えた学生さん、始めた学生さんたちから、このような質問をいただくことがあります。

 

「私はインターンシップに参加していないのですが、選考で不利になりますか?」

 

今回は、この質問について考えてみたいと思います。

 

インターンシップは何のためのもの?

そもそも、インターンシップとは、何のために行うものでしょうか?もちろん、参加者ごと、企業ごとに多少の差はあると思いますが、以下のことは共通しているのではないでしょうか。

 

参加者にとってのインターンシップ

  • ・企業、業界、仕事についての理解を深められる機会
  • ・「雰囲気」、「社風」など、言葉ではわかりにくいこと、「実際のところどうなの?」と思うようなことを感じられる

 

企業にとってのインターンシップ

  • ・早いうちから学生さんと接点を作れ、自社への理解が深く志望度の高い応募者を増やせる機会
  • ・学生さんを受け入れる現場の意識改革や新人受け入れの準備になる(最近の学生さんはどんな感じか知れる、どんなふうに指示したらわかってもらえるのかがわかる等)

 

一言でインターンシップと言っても、1日〜数日間の職業体験のようなものから、数ヶ月間に渡ってアルバイトのような形で実際の仕事に取り組み、給与も発生するようなものもあります。

それぞれのプログラムに応じて、上記のポイントにプラスアルファされる目的はいろいろありますが、どんな内容であっても重要なポイントは、「学生さん、企業がお互いのギャップを埋める、小さくする」ということ。

ギャップ

企業が採用ホームページやパンフレット、説明会の内容などをいくら工夫し、学生さんがしっかりと下調べをしていても、実際に働き始めるとイメージと現実にギャップが生じます。中には、どうしても許容しがたいギャップに苦しみ、早期に退職してしまう人もいます。本人にとっても苦しい経験になりますし、企業にとっても採用や育成にかけたコストが水の泡となってしまいます。

お互いにこうした事態を防ぐために、企業や業界、仕事について、現実的なことを知ってもらおう、理解を深めてもらおう、という取り組みがインターンシップだと言えます。

 

企業にとってのインターンシップ参加者

インターンシップへの参加経験がある人は、企業から見ると「自社のことや仕事のことがある程度わかった上で応募してくれている人」、「インターンシップの経験を踏まえた上で応募してくれている人」です。インターンシップに参加していない人より、志望動機の根拠が明確で、内定を出した場合の入社確度が高いはずだと考えます。

特に最近の新卒採用は売り手市場。せっかく選考を進めて内定を出しても、辞退されてしまうことも多い中で、より確実に入社してくれそうな人を貴重だと考えるのは不自然なことではありませんよね。

面接

これは、自社のインターンシップ参加者だけに限りません。同業他社のインターンシップや、応募職種と同じ職種のインターンシップを受けた経験のある人でも同様です。

 

例えば、「不動産会社が開催した営業職のインターンシップに参加したところ、営業職に〇〇という楽しさがあることを知り、業界は違っても同じような楽しさを感じられるような仕事をしたいと思った」、という理由で、食品会社の営業職を受けてもよいのです。

もちろん、その他に「その食品会社を志望する理由」を伝える必要もありますが、総合的に見て志望動機が明確な根拠に基づいていれば、企業にとっては説得力を感じられ、志望度が高そうだなという判断につながりやすいはずです。

 

このように、インターンシップに参加した経験が選考において有利になるのは、「実体験に基づいた理由で志望している、という根拠になる」ということが大きいのです。学生さんにとっても、その企業、その業界、その仕事を志望する理由が、明確な根拠、実績に基づいていれば、堂々と志望動機を説明しやすいですよね。

 

インターンシップに参加していなくても大丈夫!

ですから、裏を返せば、「実体験に基づいた志望動機、根拠があるなら、インターンシップに参加していなくてもいい」とも言えます。

 

例えば、イベントスタッフのアルバイトをした経験をきっかけにイベント企画をする企業を志望するのは自然ですよね。災害ボランティアの経験から防災用品に興味を持ち、化学系の専攻も活かしたいから素材メーカー志望、というのも強い思いがありそうです。子供のころに病気がちで、友達と離れ、勉強も送れるのが嫌だった、それを解決できるような通信アプリを広めたいからアプリ会社の営業を志望するというのも根拠が明確に思えます。

理由を伝える

インターンシップへの参加経験はなくても、しっかりとその企業、業界、仕事を志望する理由が説明出来る場合、インターンシップに参加していないことを引け目に感じる必要は全くありません。

派手な、インパクトのある経験でなくても構いません。日常の中で経験したこと、実感したことでもいいので、「自分が企業、業界、仕事を選ぶ理由とその根拠になる経験」を探してPRできるようにしてみてはいかがでしょうか。

 

これからインターンシップに参加できる人は…

就職活動はまだ先で、これからインターンシップに参加できるという人は、ぜひ有効に活用して欲しいと思います。日頃から興味のある分野の内容だけでなく、全然接点のない業界や仕事のインターンシップを受けてみるのもおもしろいかもしれません。

 

どうしても仕事を選ぶ時には、親兄弟が関わりのある仕事、自分がお客さんとして接点のある仕事、専攻している分野に関係がある仕事などに偏りがちです。その中にやってみたいことが含まれているならいいのですが、いまいちピンとこないなら、異分野のインターンに参加してみると視野を広げるきっかけになるかもしれません。

 

インターンシップは、参加しないと不利になるものではありません。今から参加できなくても、焦る必要はありません。

 

しかし、参加した経験は将来を考える上で役に立つもの。もし参加できるチャンスがあるなら、試しに参加してみてはいかがでしょうか。